介護職員初任者研修の資格とは?

介護に携わるための資格の中でも取りやすい資格と言われているのが、介護職員初任者研修です。介護の仕事は生活援助と、身体介護の2種類があり、利用者さんの体に触れることが必要となる、身体介護をやろうとすると何らかの資格が必ず必要です。これから介護の仕事をしようとしている人におすすめの資格となります。

介護職員初任者研修の資格を取得するための手順

男女

研修実施校に講習を申し込む

受験資格は特にありませんが、130時間の講習を受ける必要があります。講習を実施している研修実施校に確認をして具体的な講習日程を確認しましょう。全ての時間通学せずに、自宅学習が含まれることもあるので便利です。申し込むにあたって不安なことは一緒に確認をしておきましょう。

講習終了後に試験を受講して取得

全ての講習を受け終わった後に1時間の筆記試験を受けます。選択式の試験で、講習で学んだことを確認するような内容となっています。
万が一不合格になっても追試を行ってくれるケースが多く、ほとんどの方が合格することができるシステムを取り入れているので安心して受験できます。

介護職員初任者研修の資格を取得するメリット

介護の資格保持者として、就職時の待遇がよくなるのはもちろんですが、仕事内容が分かっている分、自分の自信にもつながります。大学や専門学校に通うことが受験要件となってしまう他の資格とは異なり、無資格で誰でも受けられる貴重な資格でもあります。介護を学びたい方も資格取得を目標にして学ぶと学習が進みます。

介護職員初任者研修の試験の内容とは

試験は選択式で、受験時間は1時間程度です。130時間分受けた講習の理解度チェックに近い内容となっており、ふるい落とすための試験ではありません。合格点も7割から8割程度に設定されていることが多いので、しっかりと講義を理解していれば問題ありません。万が一不合格の場合でも追試を行ってくれることが多いので、復習して再度臨みましょう。

介護の勉強も兼ねて介護職員初任者研修を受ける

女性介護士

資格を取得した後の転職について

介護職員初任者研修の資格を取ってからの方が好条件のお仕事に転職することができます。場所によっては資格必須のところもあるので、応募できる仕事が増えるのと同時に、同じ仕事でも好条件のお仕事が見つけられます。
給与が上がるのはもちろんですが、やれることも増えます。特に資格があれば身体介護ができるのでやりがいにもつながります。長く続けるためにも資格をもった状態での転職は最適です。

男性

介護の仕事のやりがい

介護の仕事は直接利用者さんに関わるだけに、コミュニケーションも重視されます。それぞれの利用者さんと深い関係を築きつつ、より良い生活のお手伝いができることが一番のやりがいです。利用者の方の家族の負担を軽減することにもつながり、利用者の方からも、その家族の方からも感謝のお言葉をいただけることが多いです。自分の仕事が人の役に立っていることが分かりやすい仕事でもあります。